司法書士って何者 ~身近な法律家として~
先日、娘が私の仕事についてインタビューをするというのです。何でも学校で発表し、話し合うのだとか・・。親としては、ここぞとばかりに張りきって司法書士のお仕事をアレコレ説明するのですが・・娘の頭の中は「?」が増すばかり。アレコレ言われてもサッパリ!そもそも何している人!いったい何者!?
「登記」といえばその説明を基本から、「裁判」といっても色々あって・・張り切っていた私もついには口がモゴモゴ・・。司法書士のお仕事を一言では言えません!
相談会でもよく質問されるのです。弁護士や行政書士とは、どう違うのかと。
司法書士にはどんな相談ができるのか。皆さん、そう思われるようです。
弁護士とは違い、同じ法律家として認知度にはまだまだ差があるようですが、
私たち司法書士は、たとえば未成年者に対しては、司法書士の体験教室「一日司法書士」
や、学校や施設を訪問しての法教育活動など、若い方が社会に出ても困らないよう、そして
社会に出たときには、いつでも司法書士が相談窓口になることをお話しするなど、各地域で様々な広報活動を続けています。
ところで、私たち司法書士は「身近な法律家」というフレーズを使うことがあります。
そこには、様々な困りごと、悩み事をお聴きして、皆さんと一緒に解決のお手伝いをしたいという思いが込められています。
しかしお手伝いができる範囲には、限界があることもしばしば。司法書士以外の他の専門領域に入る仕事を私たちがしますと、法律に違反します。職務範囲に限界があるゆえに司法書士同士のつながり、さらには様々な業種とのつながりを強みとし、連携、協力しながら、いわゆる「ワンストップ」で解決できるよう心がけています。皆さんの最初の相談窓口になる、いわゆる「ハブ」のような役割を担っています。
私たち司法書士は、相談しやすい窓口となるべく「身近な法律家」として、市民皆さんの目線でアドバイスできるよう、日々努力を重ねています。
どこに相談して良いか分からないと思われたら、敷居が高いなんて思われず、ぜひ気軽に司法書士に相談してみて下さい。