地面師たち

地面師たち

Netflixで7月から「地面師たち」というドラマの配信がスタートしました。原作は、実在の地面師事件に着想を得た新庄耕さんの小説「地面師たち」です。

再び土地価格が高騰し始めた東京。辻本拓海(綾野剛)はハリソン山中(豊川悦司)と名乗る大物不動産詐欺師グループのリーダーと出会い、「情報屋」の竹下(北村一輝)、なりすまし犯をキャスティングする「手配師」の麗子(小池栄子)、「法律屋」の後藤(ピエール瀧)らとともに、拓海は「交渉役」として不動産詐欺を働いていた。次のターゲットは過去最大の100億円不動産。地主、土地開発に焦りを見せる大手デベロッパーとの狡猾な駆け引きが繰り広げられる中、警察が地面師たちの背後に迫る。次々と明らかになる拓海の過去とハリソンの非道な手口。前代未聞の綱渡りの不正取引、迫りくる捜査……果たして100億円詐欺は成功するのか? (Netflix ニュースレターより引用)

宣伝文句には一切出てきませんが、実は、【司法書士】もこのドラマに出てきます。
「売主です」といって不動産取引の場に来た人が、本当に所有者であると確認するのは司法書士の大切な役割です。わたしたち司法書士が不動産売買の取引に立ち会う際には、身分証明証の確認はもちろん、場合によっては近所の情報を聞いてみたり、家を買った思い出を聞いてみたり、色々なことを試みて、「本当の所有者である」という確信を持って、不動産取引の実行をかけています。もちろん、ドラマの司法書士も頑張ります!ところが、地面師たちは、あれやこれやといった手口で、本当の所有者であると信じさせようとしてくるのです。見破れるのか!?といったところは、本編を見てのお楽しみ、といたしますので、気になる方は見てみてくださいね。
 怖いのは、これが実話をもとにしている、ということです。大手不動産会社が地面師に騙され、55億円もの損害を被った、という事件が実際にありました。不動産を売買される際に、なんか根掘り葉掘り聞かれて、疑われてるみたいだなぁ…と感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、取引の安全を担保するという司法書士の職責を全うするため、ひいては取引しているご本人様のためですので、ご理解くださいね。

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