終活とエンディングノート
ここ数年、「終活を始めた」という知人から立て続けに、先代から引き継ぎ困っている不動産について、「自分の代で問題を片づけておきたい」と相談がありました。幸運な事に、どのケースも安心できる状況に決着でき、「気掛かりな事がようやく解決できた!」ととても喜んでいらっしゃいました。
「終活」という言葉を聞くと、何となく、死への準備のような寂しい気持ちになる印象もありましたが、むしろ、漠然とした不安を明確にし一つずつ解決の道を探り、これからの人生をより明るく前向きに過ごしていくための活動なのだ、と納得する出来事でした。
今後の人生を考えると、「遺産相続でトラブルにならないだろうか…」「介護が必要になったり認知症になったらどうなるのだろう…」等、心配に思われる方もいらっしゃると思います。そのため、法務局および司法書士会が取り扱う相続・遺言・後見を中心に、必要な情報を分かりやすくご理解いただけるよう、神戸地方法務局と兵庫県司法書士会で「~相続で未来へ~ わたしのエンディングノート」を作成しました。
エンディングノートにご自身の希望などをあらかじめ書き記すことで、少しずつ悩ましい思いが整理できたり、ご家族が決断しなければならない場面で参考になったりするかもしれません。(エンディングノートに法的な効力はなく、遺言書の代わりとはなりませんので、ご注意下さい。)
本サイトのホームページのバナーからダウンロードする事ができますので、ご活用いただけますと幸いです。
それぞれの不安事について、どのような選択があるか、どのような解決策があるかを考え準備することで、安心できることもあると思います。どうぞお気軽に、お近くの司法書士もしくは無料相談会でご相談下さい。