司法書士はこれからも市民と共に
令和7年になりました。
本年もよろしくお願いいたします。
1月17日に阪神・淡路大震災から30年をむかえます。
平成7年に発生した阪神・淡路大震災をきっかけとして、我々司法書士は、被災者が抱える法律問題を解決するための相談活動を中心に、被災者への法的支援活動について組織として取り組みはじめました。
日本各地において大規模な自然災害は、いつどこで起こるか分からず、災害発生による甚大な被害はあとを絶ちません。それゆえ市民の方々の防災意識は年々向上しており、非常時用食料や水、すぐに避難できるように準備しておくための防災リュックは今や常備の物となりました。災害発生時においては、我々司法書士としましては、被災された方々が一日でも早く安心できる生活が送れるように、正確な情報を迅速に提供し、法的支援活動を行うことに努めていきたいと考えております。
1月17日に身近な方々と防災や減災についてあらためて話し合い、気を付けておくべきことなどを確認し共有してみてはいかがでしょうか。
日本司法書士会連合会は、1月17日、神戸駅前研修センターにて、被災された方々に対して法的サービスを提供すべく組織的に開始した司法書士の市民救援事業についてのこれまでをふり返り、また、今後発生するであろう新たな災害の被災者に対して、司法書士が提供できる市民救援事業を考えるためのシンポジウムを開催します。
あの震災を契機として変化した司法書士としての意識や積み重ねてきた経験の数々を、市民の方々や次世代の司法書士へも、つないでいきたいと思います。