心配事は近くで相談を
3月も中頃に入り、やっと春の息吹を感じられるようになりましたね。
4月から新生活を始める新社会人や新入学生は、準備の真っ最中でしょうか?
新生活がステキなものになりますように・・・と心より応援したいです。
新生活やその準備の中で、初めての社会経験を数多く積むことになるでしょう。
例えば、不動産屋でアパートの賃貸契約を結んだり、銀行で口座を開設したり、仕事で電話応対や接客と最初は不慣れなことの連続かもしれませんが、臆せずにチャレンジしてほしいです。
一方、社会経験の乏しい新社会人や学生を狙って悪意を持って近づく大人がいます。
そのため、トラブルに遭遇したり巻き込まれたりすることもあります。
現在は、SNSやネット検索で、色々な困りごとや問題の解決に至る情報を取得できるようになりました。そのため両親や信頼できる大人、友人に相談せず、ネットで得た情報だけで問題を解決しようとする傾向にあります。便利になった反面、客観的な判断ができないことで、適切な情報を選択できなかったり、そもそも誤った情報を選択してしまいかえって問題解決が難しくなったりすることがあります。ネットで得た情報が自分にとって正しい解決方法かを検証することも大事なことです。
世の中には多くの相談機関が存在します。一歩踏み出すことは勇気がいりますが、相談機関に直接相談することで、ネットで得た解決方法が正しいのかを検証することが可能です。誤った解決方法を選択しているときはそのことを指摘してもらうこともできます。
兵庫県司法書士会では、個々の司法書士が専門分野として対応できる場合はもちろん、
司法書士では対応ができない分野については、行政機関や弁護士、税理士、行政書士な
どの様々な専門家へ繋ぐ試みを始めています。
新生活を迎えるみなさんに、この場を借りて声を掛けたいと思います。
「小さなトラブルや手続きでも困ったときに相談にのる司法書士がいます」と。